2020年11月19日(木)とても暑い11月。今日は大阪26℃になるんだそうな。
飯山陽(いいやま・あかり)さんというイスラム研究家がおられます。
「イスラム教の論理」
「イスラム2.0」
などの著作がある方で、活発にネット上でも記事を書いておられます。
その方のツイッターを時々読んでいるのですが、心に残った記事があったので残しておきます。
(ただし、この方はツイッターでは「強い方」で、クリスチャンではないので、
「クリスチャンの優しさ」に慣れてしまっている人には、ヒリヒリして読みづらいかもしれません。)
以下、引用。
2020年11月17日
日本経済新聞 電子版@nikkei
中学の定期テスト改革 ノート持ち込み可、暗記減らす
飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 11月17日
「思考力重視」と言うが、記憶した情報が頭の中に大量に入っているからこそ、それを材料として思考することができる。
頭の中がスッカラカンなのに思考なんぞできるわけがない。
まざはま 返信
アメリカ在住の友だちが現地校の先生と面談の時、日本は沢山早く記憶する勉強だって言ったら、これからアップルウォッチみたいなのがもっと進化してこめかみに埋め込むような世の中になっていくからそういう勉強は意味がないと我々は考えているって言われたそうです
飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 11月17日
それは私の考え方とは根本的に違います。
みんながそうだと思い、記憶を軽視する時代になるからこそ、多くの知識を記憶している人間が勝つのです。
みんなと「オンナジ」ことだけしていたら、みんなと「オンナジ」レベルの人間にしかなれないんですよ。
抜きん出たい人は、それではダメなのです。
飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 11月17日
私の文章は難しいことが分かり易く書かれているので読みやすいとよく言われるが、それは私がアラビア語の難文についてひたすら考え、それを日本語に置き換えるというトレーニングを散々積んできたからだと思う。
これはマニュアル化できるようなものではない。
そういう技術は生きる上で武器になる
飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 11月17日
そもそも知識はテストに合格するためでなく、生きるために必要なものだ。
頭スッカラカンで「オレはスマホさえあればなんでもわかる」と豪語するような奴と友達になりたいか、
人生の岐路に立った時や不治の病に罹患したと告知された時も、スマホ経由でグーグル先生に相談するのか、という話。
以上
ネットが発達した今、「調べればわかる」「記憶するのは意味がない」と言われますが、
確かに、頭の中にあまたの知識が入っていなければ判断もできないですね。
人は、自分の持っている情報で判断します。
情報が間違っていれば判断も間違う。(情報源って大事)
調べる時間よりも頭の中から引っ張り出すほうがはるかに速い。(時々記憶違いということはあるけど。)
しっかり勉強しなければ、と思わされた先日でした。
おまけ、
日本のイスラム研究家は、親イスラムでありイスラム絶賛の方、イスラム教信者がほとんどだそうです。
その中で、日本の保守的立場でイスラムを冷静に判断される飯山先生の記事は、
日本人がイスラム教を知る上で重要、外せないと思います。
イスラム教がどういう者か知りたい方は上記の本を読まれるとよく分かります。
では、また。
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