映画「ダビンチ・コード」を見ました。
2020年1月23日(木)雨。今日の投稿3回目!
モラハラ夫とパワハラ牧師の連載中ですが、
思い出しました、映画の「ダビンチ・コード」(2006年上映)を見たんでした。
年末か年始か、夜中にやっていたのを録画して。
噂通りの無茶苦茶な映画でした。
つまり、キリスト教信仰をダメにしてやろうという意図がありありの映画でした。
著者ダン・ブラウンの意図は、
「イエスは、救いぬし(キリスト)ではない。単なる人間だ。
その証拠に、マグダラのマリアとの間に子どもがいたではないか。」
だと言えます。
内容は、サスペンスアクションで、映画としてはどんでん返しのスリル満点の凝った作りなのですが、
映画の最後で、主人公のトム・ハンクスが、
マグダラのマリアの墓があるとされるルーブル美術館のピラミッドの前でひざまづきます。
彼は、映画の中では、最初は真面目なキリスト教信仰を持った研究者として描かれ、
さまざまな出来事を通して、最後はマグダラのマリアの前にひざまづくようになる、という
何とも後味の悪い、イライラさせられる映画でした。
キリスト教・プロテスタント福音主義の立場から、映画とダン・ブラウンの主張に一応反論させてもらいます。
まず、教会会議を悪いものとして描いていましたが、
教会会議は、当時までに教会の中に広まっていた偽の書物、
つまり、教会の中で教えられてきた内容とかけ離れた書物に関して、
それを「間違った教えの書物だ」と認定し、正典を決定したものでした。
ローマ帝国の意図に沿ったものではありません。
ユダの福音書とかトマスの福音書とかが正典(聖書)に入れられることはありませんでしたが、
それは、教会の教えとは違うからでした。
イエスとマグダラのマリアが結婚していたというのは、偽の教えでしたので、退けられたのです。
それを史実とし、聖書(正典)の内容が偽の教えだ、というダン・ブラウンの主張は、間違っています。
ダン・ブラウンは史実と嘘とを混ぜ合わせて、すべて史実だ、と主張することで
キリスト教会の中に混乱を起こしました。
しかし、一方で、このことによって聖書の正典論がクリスチャンの中に明らかにされたのではないかと思います。
私も、この映画の年まで、ユダの福音書とかトマスの福音書とか聞いたこともありませんでした。
アベ首相が「こんなみっともない憲法、変えましょう」と言ったがために、
憲法とは何のためにあるのかが日本人に明らかになったのと似ているなあと思います。
最後に、去年、ダン・ブラウン氏が新著「オリジン」を出した時、新聞に彼のインタビューが載っていました。
それによると、彼はクリスチャンの家庭に生まれて育ちましたが、
人間の起原についての疑問がありました。
つまり、人間は、進化してきたのか、創造されたのか?という疑問です。
それを(カトリック教会の)司祭に質問したところ、あいまいな返事しか返ってこなかったので、
彼はキリスト教信仰を失うばかりか、反対者になってしまいました。
小学生、中学生あたりが肝心な時期だと聞きました。
クリスチャンホームの子どもに、
「人間は創造されたのだよ、進化は証拠がひとつも見つかっていないのだよ。」
と、大人がはっきりと語ることが、とても大事です。
では、また。
気を付けてください。
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