ドラフト会議の季節に思う、プロという選択肢
10月14日(月・祝 体育の日)
長男かずしは、まだまだ将棋にのめりこんでいます。
よく、「将来は、プロ棋士ですか?」と言われるのですが、
プロ野球選手になるのが難しいくらい、プロ棋士も難しいのです。
有段者になるのも難しければ、そこから奨励会に入る、プロになる、プロで勝ち続けるのも難しい。
タイトルを取る人などは、おそらく10本の指で数えられるほど少ないと思います。
プロを目指すのも励みになると思いますが、自分の「趣味」を有効に活かす道を考える方がいいと思います。
プロ野球のドラフト会議では、毎年各球団へ10人くらいでしょうか、入団します。
12球団で120人くらいでしょうか。
ということは、同時に毎年120人くらいがプロ野球を辞めているということになります。
時々、スペシャル番組で「プロ野球選手のその後」なるものを放送していますが、
大活躍した選手でも、それを続けるのは難しい事が分かります。
40歳近くまでプロ野球選手であり続ける人は、本当に珍しいことなのです。
ピアノでも、ショパン全曲弾けます、という音大卒のめっっちゃくちゃ上手な人が、普通の主婦であったりします。
コンサートホールで有料リサイタルなどする人は、ピアノが上手な人の中の本当にわずかな人だけです。
歌が上手だからという理由だけで、テレビで大活躍できるわけではありません。
CDが何万枚も売れる人など、ほんのわずかです。
そんなことを考えると、スポーツでも芸術関係でも、囲碁将棋でも、何でも「プロを目指す」という道以外の道を考えてはどうかと思うのです。
プロを目指すことだけがスポーツその他の目的ではないはずです。
そんなことを考えていました。
よい休日を。
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